貧困が理由で教育を続けることが非常に難しい子供たちへの奨学金です。
今年もまた、現地のSarvodaya Sewasramと学校の先生たちの協力の元、勉学の成績は優秀でありながらも地震で家が被害にあったり両親が亡くなったりした子供たちを選んでもらいました。
ネパールの貧困は日本のそれとはまた少し違い、ネパールの貧困の事情を聴けば聞くほど、背景を知っておかなくてはと思うことが多くあります。
そのため、現地の先生たちが勉強への意欲がある生徒、意欲がありつつも学校に通うのが難しい生徒を選んでくれています。
一口2万5千円で1名の子供の1年間の制服、靴、リボン、教科書、ノート、鉛筆、本、テスト非、特別授業費として募金を募りました。
昨年集まった募金で、7校、総勢21名の生徒たちに奨学金を配布することができました。
教育のために使われないことも想定されますので、保護者の方たちも同席し、お金はきちんと子供の教育のため使われるよう保護者の方に渡しました。
2015年の地震をきっかけに始まったこのプログラム。
今年は3年目になりました。この3年で同じ先生たちは私たちのプログラムの目的をよく理解してくれるようになりました。卒業していった子供の代わりになる生徒は先生たちが生徒の家庭の事情などを考慮して推薦してくれます。
奨学金を配布する際、子供と保護者のインタビューをして、募金をしてくださった(生徒1人分)方に報告書を送るようにしています。
インタビューの際、保護者の方たちが子供には言えない家計の苦しさからくる不安の気持ちを素直に吐露してくれました。
今の親世代の人たちは学校で勉強していない人も多く、非常に苦労しています。
その苦労を子供にさせたくない、最低限の教育は受けさせたいという保護者の方の強い気持ちが伝わってくるインタビューもありました。
生徒にも勉強の意欲があること、そして保護者にも勉強の大切さが理解していること、先生たちの理解があることがこのプログラムを続けるうえで大切なことです。
そして何より生徒の将来が明るくなるようにと募金してくださった皆様の力がなければこのプログラムは続いていきません。
そのすべてがそろっていて今年もプログラムを続けることができたことに改めて感謝申し上げます。
募金してくださった方には、報告書を送りますのでしばらくお待ちください!
教育プログラムの様子を写真でご紹介です。
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