2015年のネパール地震をきっかけに始めた、メロ・ママタ 私の思いやりプログラム。
こちらは、ネパールの地震で被害にあい、教育を続けることが非常に難しい子供たちへの奨学金です。
今年もまた、現地のSarvodaya Sewasramと学校の先生たちの協力の元、勉学の成績は優秀でありながらも地震で家が被害にあったり両親が亡くなったりした子供たちを選んでもらいました。
ただお金を届けるのは簡単ですが、誰に渡すのかはしっかりと見極めなければなりません。
現地の先生たちと子供が勉学への意欲があるのか、意欲がありつつも学校に通えない子供たちを選んで自分たちで手渡しをしました。
昨年は皆さまからメロ・ママタへの寄付金が480,000円集まりました。
4校の子供たち、5名ずつに奨学金を渡しました。
子供たちに直接渡すときちんと教育のために使われないことも想定されますので、保護者の方たちも同席し、お金はきちんと子供の教育のため使われるよう保護者の方に渡しました。中にはきちんと、学校が管理して必要なときに引き出すシステムを整えてくれる村もありました。
子供の教育は国の宝です。
本年は一口2万5千円で1名の子供の1年間の制服、靴、リボン、教科書、ノート、鉛筆、本として募金を募りました。
貧困が原因で親に靴が必要だと言えず、ねずみにかじられて穴が開いた靴で何年も頑張っていた子供もいました。
制服が買えず、古い服で通う子供も中にはいます。
服の替えがないので、毎日同じ服を着てくると、先生に服を洗ってきなさいと怒られ、でも替えがないので洗うこともできず、でも勉強がしたいのでそれでも学校に来ている子供たちもいます。
子供たちに直接渡して事情を聴き、このお金はあなたの教育のために使ってくださいねと伝えました。
中には途中で涙があふれて自分の言葉が続けられない子供もいました。
自分の家の事情はわかっているけど、どうにもならない不安が子供たちの心にあったんだなと改めて実感しました。
学校の先生たちも子供の事情を知っているがゆえに、涙があふれて泣いてる先生も。
1人以上の募金をしてくださったかたには、どの子供に行ったか、子供の家族の経済事情と学業姿勢などをまとめて報告書を作ります。
こちらは4月以降になりますが、自分のお金がどの子供に渡ったのか、一年間の学業がどうなるのかまた待ってもらう楽しみもあるかと思います。
もうしばらくお待ちください。
皆様の思いやりのおかげで今年も20名の子供たちに奨学金が渡せたことを心から感謝いたします。
ありがとうございました。
プログラムの一部を写真でご紹介します。
報告書で詳細をお伝えいたしますね。