ネパール&日本 自然と平和の会

ネパール&日本 自然と平和の会
ネパール&日本 自然と平和の会は2011年より毎年ネパールの村を訪れ、学校の教員向けプログラム「愛と思いやりのある教育」を行っています。このプログラムでは子供たちに温かい教育環境を提供することで、学校への定着率を改善し、勉強を続けて就業へつなげるプログラムです。ネパールの農村部の学校では教員による体罰が原因で学校を中退する子供がいます。学校を中退した子供は教育を受けることができず、仕事に就けないという問題につながっています。教員の意識改革をすることでより多くの子供たちに温かい教育環境を提供できるという信念のもと、ラムジュン州のNGO団体「サボダヤシワースラム」と共催でラムジュン州、ゴルカ州を中心にプログラムを行っています。

ネパール地震関連ニュース

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2015年11月29日日曜日

ネパール大地震支援活動について パート2 

今日はライナスコート村についてご紹介。

ライナスコート村は標高1800mの高さに位置します。
村のすぐ下までがたんがたんではありますが、バスも通っております。
この道はいずれきれいに舗装される予定だそうです。


こうして下からあがる際は徒歩でもいけます。日本人の足ならおよそ5-6時間はかかります。バスなら1時間くらいです。
しかしヒマラヤが途中から見えて、本当に素晴らしい道です。


村の家々。(写真は地震前です)
 ライナスコート村には全部で18軒の家があります。

ネパールは他民族国家ですが、ライナスコート村にはグルン族が住んでいます。

グルン族は山岳地帯に住居を構え、斜面に畑を作り農業を営みながら暮らしています。


こちらはグルン族の伝統的な丸い家です。
今は誰も住んでいませんが、冬は温かく夏は涼しいというつくりになっています。(こちらも地震前)


これぞネパールの段々畑。ネパールはまだ山の上に人が住み、下に畑を作っています。
この畑もまた代々受け継いできた、大切な土地。
この急斜面にできた見事な段々畑こそ、ネパールの原風景だな。と思います。


ライナスコート村に住む グルン族の人々。グルン族はモンゴル系の民族なので、日本人と似ているのです。


従来は農業と畜産で生計をたてていた村人たち。

最近はよりよい暮らしを求めて、若者たちは出稼ぎに出ています。

ネパールの村はただいま若い男子たちは数少なく、村に残っているのはお年寄りと女性と子供たちだけ。村の活動もほとんどが若い女性たちが中心となって行っています。


2015年11月27日金曜日

ネパール大地震支援先 パート1

今年もあっという間に12月目前。

考えてみると今年の4月だったんですよね、ネパールで大地震があったのが。
今日から少しずつネパール大地震の支援についてブログをアップしていきます。

協力してくださる方はまだまだ募集中です!

自分たちも募金を集めたけれどどこに寄付したらよいかわからないという団体さんがいたら、参考になるかと思いブログにアップしていきます。

直接的な支援を希望される団体さんはぜひネパール&日本 自然と平和の会にご協力いただけると助かります。



復興の道を歩き始めたネパールですが、その歩みは遅いです。


今はインドからの政治的な圧力で燃料がネパール国境で停められ、カトマンズではバスや乗り物を見つけるのも一苦労です。

ごみ処理車も必要な燃料がなく、ごみの収集にまで影響が出始めた今日この頃。

早くこの問題が解決したらいいんですが・・・。


さて、今年の4月に地震が発生して7月までの3ヶ月間で募金を集めました。

7月に実際にネパール入りして地震の被害を調査しました。

もともと私たちが教育支援活動をしていた群、ゴルカ群、ラムジュン群も被害が甚大です。

ちなみにゴルカ群は2回あった大地震の1回目の震源地です。


今までの支援活動でつながりのあった方たちはみなさん無事でした。

しかしほとんどの方の家屋は全壊または半壊しており、これから冬を迎えるネパールには厳しい現実が待っています。


そんな中、私たちも今後の支援活動のターゲットを決めようということで、下記の目標をたてています。


(1) ライナスコート村(ラムジュン群)への支援: ラムジュン群にあるライナスコート村。ここは標高1800m、18棟あった家屋の90%が住めない状態です。

現在家屋の建設が海外からの支援と村人たち自身もお金を負担して、まずは初めの5棟建設が始まっています。

私たちも限りある資金から家屋の建設の一部、トイレの建設や太陽光パネルや水のタンクなどこの村へ支援を行うことを決めました。

(2) 子供たちへの奨学金プログラム(ゴルカ群):
地震で家族を亡くした、地震で住む場所をなくした子供たちへの奨学金プログラム。
こちらはゴルカ群のEvergreen Schoolの校長先生が協力してくれて、自分の学校だけでなくゴルカのギャンペサールという村で被害にあった子供たちを支援するプログラムです。

明日から(1)ライナスコート村について少しずつ紹介していきます。




2015年11月17日火曜日

国際交流・協力の日に参加しました

11月15日(日)は国際交流・協力の日。

毎年世界のバザーにて参加しています。



午前はまばらだったお客さんも、午後から人がどんどん流れてきてにぎやかになりました。

「毎年楽しみにしてるんだよ」と顔なじみのお客様もいらしてくれました。



私たちのブース。ネパールの旗の形は世界で1つだけ。スタンプラリーのクイズにもでてたみたいで、旗を目当てにも結構多くの方が来てました(笑)


お隣のブースさんもすっかり顔なじみになってお互いの活動や近況報告に花が咲きます。

お隣はパレスチナの女性の手作り品を販売している、サラームさん。丁寧な手刺繍にみなさん魅せられてました。


右隣は広島タイ交流会さん。細かいタイカービングの世界にみなさん足を止めてました。

今年はネパール大地震の支援活動の写真展示も行ったので、地震関係の問い合わせや支援活動へどうやって直接届けられるのかなどお話もできました。

ネパールはまだまだ復興道半ば。
ネパールに行ったことのある方、ネパールに支援を届けたいという方に多く声をかけていただきました。この地震の復興への興味をみなさんにずっと持っていただいて、支援活動を続けていけるよう、私たちもいろんな形で情報発信していかなくてはと思いました。

私たちのブースに足を止めてくれたみなさん、ありがとうございました!