ネパール&日本 自然と平和の会

ネパール&日本 自然と平和の会
ネパール&日本 自然と平和の会は2011年より毎年ネパールの村を訪れ、学校の教員向けプログラム「愛と思いやりのある教育」を行っています。このプログラムでは子供たちに温かい教育環境を提供することで、学校への定着率を改善し、勉強を続けて就業へつなげるプログラムです。ネパールの農村部の学校では教員による体罰が原因で学校を中退する子供がいます。学校を中退した子供は教育を受けることができず、仕事に就けないという問題につながっています。教員の意識改革をすることでより多くの子供たちに温かい教育環境を提供できるという信念のもと、ラムジュン州のNGO団体「サボダヤシワースラム」と共催でラムジュン州、ゴルカ州を中心にプログラムを行っています。

ネパール地震関連ニュース

ネパール地震関連
★ ネパール大地震のための義援金募集開始しました。詳しくはこちらから。
★ ネパール大地震のための募金箱設置場所はこちらから

2015年11月29日日曜日

ネパール大地震支援活動について パート2 

今日はライナスコート村についてご紹介。

ライナスコート村は標高1800mの高さに位置します。
村のすぐ下までがたんがたんではありますが、バスも通っております。
この道はいずれきれいに舗装される予定だそうです。


こうして下からあがる際は徒歩でもいけます。日本人の足ならおよそ5-6時間はかかります。バスなら1時間くらいです。
しかしヒマラヤが途中から見えて、本当に素晴らしい道です。


村の家々。(写真は地震前です)
 ライナスコート村には全部で18軒の家があります。

ネパールは他民族国家ですが、ライナスコート村にはグルン族が住んでいます。

グルン族は山岳地帯に住居を構え、斜面に畑を作り農業を営みながら暮らしています。


こちらはグルン族の伝統的な丸い家です。
今は誰も住んでいませんが、冬は温かく夏は涼しいというつくりになっています。(こちらも地震前)


これぞネパールの段々畑。ネパールはまだ山の上に人が住み、下に畑を作っています。
この畑もまた代々受け継いできた、大切な土地。
この急斜面にできた見事な段々畑こそ、ネパールの原風景だな。と思います。


ライナスコート村に住む グルン族の人々。グルン族はモンゴル系の民族なので、日本人と似ているのです。


従来は農業と畜産で生計をたてていた村人たち。

最近はよりよい暮らしを求めて、若者たちは出稼ぎに出ています。

ネパールの村はただいま若い男子たちは数少なく、村に残っているのはお年寄りと女性と子供たちだけ。村の活動もほとんどが若い女性たちが中心となって行っています。


2015年11月27日金曜日

ネパール大地震支援先 パート1

今年もあっという間に12月目前。

考えてみると今年の4月だったんですよね、ネパールで大地震があったのが。
今日から少しずつネパール大地震の支援についてブログをアップしていきます。

協力してくださる方はまだまだ募集中です!

自分たちも募金を集めたけれどどこに寄付したらよいかわからないという団体さんがいたら、参考になるかと思いブログにアップしていきます。

直接的な支援を希望される団体さんはぜひネパール&日本 自然と平和の会にご協力いただけると助かります。



復興の道を歩き始めたネパールですが、その歩みは遅いです。


今はインドからの政治的な圧力で燃料がネパール国境で停められ、カトマンズではバスや乗り物を見つけるのも一苦労です。

ごみ処理車も必要な燃料がなく、ごみの収集にまで影響が出始めた今日この頃。

早くこの問題が解決したらいいんですが・・・。


さて、今年の4月に地震が発生して7月までの3ヶ月間で募金を集めました。

7月に実際にネパール入りして地震の被害を調査しました。

もともと私たちが教育支援活動をしていた群、ゴルカ群、ラムジュン群も被害が甚大です。

ちなみにゴルカ群は2回あった大地震の1回目の震源地です。


今までの支援活動でつながりのあった方たちはみなさん無事でした。

しかしほとんどの方の家屋は全壊または半壊しており、これから冬を迎えるネパールには厳しい現実が待っています。


そんな中、私たちも今後の支援活動のターゲットを決めようということで、下記の目標をたてています。


(1) ライナスコート村(ラムジュン群)への支援: ラムジュン群にあるライナスコート村。ここは標高1800m、18棟あった家屋の90%が住めない状態です。

現在家屋の建設が海外からの支援と村人たち自身もお金を負担して、まずは初めの5棟建設が始まっています。

私たちも限りある資金から家屋の建設の一部、トイレの建設や太陽光パネルや水のタンクなどこの村へ支援を行うことを決めました。

(2) 子供たちへの奨学金プログラム(ゴルカ群):
地震で家族を亡くした、地震で住む場所をなくした子供たちへの奨学金プログラム。
こちらはゴルカ群のEvergreen Schoolの校長先生が協力してくれて、自分の学校だけでなくゴルカのギャンペサールという村で被害にあった子供たちを支援するプログラムです。

明日から(1)ライナスコート村について少しずつ紹介していきます。




2015年11月17日火曜日

国際交流・協力の日に参加しました

11月15日(日)は国際交流・協力の日。

毎年世界のバザーにて参加しています。



午前はまばらだったお客さんも、午後から人がどんどん流れてきてにぎやかになりました。

「毎年楽しみにしてるんだよ」と顔なじみのお客様もいらしてくれました。



私たちのブース。ネパールの旗の形は世界で1つだけ。スタンプラリーのクイズにもでてたみたいで、旗を目当てにも結構多くの方が来てました(笑)


お隣のブースさんもすっかり顔なじみになってお互いの活動や近況報告に花が咲きます。

お隣はパレスチナの女性の手作り品を販売している、サラームさん。丁寧な手刺繍にみなさん魅せられてました。


右隣は広島タイ交流会さん。細かいタイカービングの世界にみなさん足を止めてました。

今年はネパール大地震の支援活動の写真展示も行ったので、地震関係の問い合わせや支援活動へどうやって直接届けられるのかなどお話もできました。

ネパールはまだまだ復興道半ば。
ネパールに行ったことのある方、ネパールに支援を届けたいという方に多く声をかけていただきました。この地震の復興への興味をみなさんにずっと持っていただいて、支援活動を続けていけるよう、私たちもいろんな形で情報発信していかなくてはと思いました。

私たちのブースに足を止めてくれたみなさん、ありがとうございました!

2015年9月25日金曜日

国際交流・協力の日に参加します!

広島で行われる国際交流・協力の日。

このイベントでは国際協力バザー、ひろしま国際村~世界の屋台~、屋外ステージなどなど。

そのほか国際会議場内でさまざまな国際交流の体験が行えます。

お子さんを国際的な人に育ってもらいたいな~という方、広島にいる外国人と交流したいという方にはぴったりのイベントです。
一人で来ても楽しめますよ~

入場無料です。

ネパール&日本 自然と平和の会は 地下1階の国際協力バザーに参加します!

みなさまぜひお誘いあわせの上、お越しください。

復活のぺあせろべに参加します!

おととし惜しまれながら歴史に幕を閉じたぺあせろべ。

広島でこういう国際的なお祭りは少ないので本当に残念に思っていましたが!

なんと今年また復活です。

参加者や来場者からまたやってほしいとの声が多くでたそうで、今年も中央公園で復活!

復活第1回目なのですが、ネパール&日本自然と平和の会も参加します。



今年はなんと、木の迷路や木のおもちゃなど、小さなお子さんが楽しめるものも登場します!

小さなお子さん連れでお越しいただいて、木に触れ、世界に触れて、楽しめる1日にしたいです。

いろんな国のお料理や雑貨に触れるとっても貴重な機会です!

私たちネパール&日本 自然と平和の会はネパール地震支援のため、今年もネパール手作り品やあったかい手編みウールもので参加いたします。

ぜひお越しください!

2015年8月23日日曜日

地震支援の報告会 終了しました

今日は南区にある留学生会館にて、ネパール大地震の地震支援報告会を行いました。

支援してくれた方たち、その他支援団体の方たち、およそ20名の方たちが参加してくださいました。



 少しずつ私たちの記憶から薄れていくネパール大地震。
発生当時から現在まで写真と動画で紹介しました。

そして私たちがみなさんからいただいた支援金にて行った支援活動。

★食糧支援
★蚊よけネット支援
★仮設住宅建設支援
★村の復興支援
★地震で被害にあった子供への奨学金支援

こちらも現地の方たちの反応、現地の協力団体の紹介とあわせて行いました。

実際上記の支援いずれも現地の人たちが必要としているタイミングで行えたということが良かったと思います。

今後も継続的に行う予定の支援は「村の復興支援」「地震で被害にあった子供たちへの奨学金支援」です。こちらについてはまた詳細を追って紹介したいと思います。




留学生会館にて写真を展示いただけることになりました!9月頭までネパール留学生の方たちのレポートとともに写真が見れます。ぜひ足をお運びください。

本日の報告会の様子がテレビで紹介されています。

記事は
こちらから。

本日参加いただいた皆様、ありがとうございます。
そしてこれからもよろしくお願いいたします!

2015年8月11日火曜日

ネパール地震 支援活動報告会について

7月にネパールの地震支援の視察と今後の計画について現地NGO団体と話をまとめるため、ネパールを訪問しました。

皆様から集めた募金の使途、今後支援として必要なものについて現地の写真や動画を交えながら説明&報告会を行います。


詳細はこちらをご覧ください。


2015年6月25日木曜日

街頭募金活動、無事に終了しました

昨日はパルコの前の道路で街頭募金。

ネパールの大地震からちょうど2ヶ月経過し、人々の記憶から少しずつネパールの地震が忘れられてきています。

街頭募金どうかな~と心配してましたが、みなさん結構関心高く、足を止めてくださる方たちがいらっしゃいました。

ネパールに行ったことのある方、行きたい方、ネパールが東日本大震災のときに、毛布を寄付してくれたんだよとお話してくれる方たち。

いろんな人たちとの出会いがあり、6月の街頭募金も無事に終わりました。

7月には7月中旬までに集めた募金を持って、ネパールの村に直接届けることにしました。

やはり支援を届けるためには自分たちで行って、手はずを整えるのが一番確実です。

皆様からいただいたご支援は必ずネパールの村の復興のために使わせていただきます。

募金に協力してくれた皆様、心から感謝いたします。

ありがとうございました!

2015年6月17日水曜日

ネパール地震の募金活動について

6月もネパール地震の街頭募金活動をします。

ネパール大地震 募金活動

主催: ネパール&日本 自然と平和の会

6/24(水) 13:00-17:00
場所: パルコ本館前


集めた募金は直接村に届けます。
直接的な支援に興味ある方はぜひご協力ください!

募金の呼びかけのボランティアを急募します。

希望される方は、下記のあて先まで希望する時間などをお知らせください。
詳細な情報を返信いたします。

問い合わせ先:
ネパール&日本 自然と平和の会
担当: 大和
電話番号: 082-258-1495
e-mail: info@himalayanyuki.com


 みなさんのご協力お待ちしています。

2015年6月7日日曜日

トラウマ解消のためのプログラム

ネパール大地震の影響から少しずつネパールの人たち自身も自分たちの力で復興の道を開こうと少しずつ前に向き始めています。

毎年訪れているラムジュン郡の協力団体、サルボダーヤシェワースラムもネパールの子供たちに「トラウマ解放・解消のためのプログラム」を各学校をまわって行っているそうです。

今回の地震で大きな被害を受けたのは子供たち。

心に大きな傷をおった子達もいます。

そんな子供たちが笑顔にもどり、一日も早く元気になってもらえるように。
専門家の先生を連れて各学校でプログラムを行っているそうです。







 大人の方たちのトラウマ解放のためのプログラムもネパール各地で行われているそうですよ。
瞑想、呼吸法を使ったさまざまな手法で。

地震が起きてからみんなの話する内容もすべて地震の被害のことで、人々の心は弱くなってきていたのですが、こうして瞑想や呼吸法など伝統的な手法で人々の心を癒すのは本当に素晴らしいですね。

こうして心の傷を薬ではなくて、自分たちの持っている力で元気にしようというのがなんともネパールらしいな。

2015年6月4日木曜日

仮設住宅の建設

モンスーンが始まる前に仮設住宅を建てようということで、先週末完了しました!

第1弾の募金はそちらにまわさせていただきました。

ダダガウン村にて、急務だった仮設住宅の建設。

仮設住宅を建てることにしても、さまざまな業者との見積もりをとったり、材料をいかに安くするか、しかしある程度の耐久性はいるなどなど・・・・。
今カトマンズは地震の影響で物価がかなり高騰してます。

さまざまなハードルをクリアーして、ようやく建設までこぎつけました。
現地のコミュニティー開発を勉強する学生さんの支援チームに義援金を託しました。
本当に、混乱した中、情報をまとめるだけでも大変だったと思います!


お疲れ様です!
無事に建設が終わった写真をどうぞ。


まずは資材をトラックに積み、村まで移動。

心待ちにしてた村人たちの協力もかりながら、資材をそれぞれの場所まで移動。これもすべて人力ですよ・・・おじいさんのたくましい腕。素晴らしい!

こうやって資材を建設する場所まで運ぶのも一苦労です。

建設中

骨組みができてきた。

あともう少し。

完成~で、この笑顔!

村の子供たち。はしゃいでます。この笑顔、いいですね~

新しいおうちの前でぱしゃり!ネパールの人たちって、写真とるとき笑わないんですけど、仮設住宅建設完了で笑顔がこぼれますよ~。みんな良い笑顔!



地震があってから支援をしたいという気持ちを持った方たちに、募金をいただいています。
この募金はやはりきちんと現地の人たちに役立てたいです。

支援活動をしている上で、そのときに必要なものを現地の人たちとお話して確認しながらどうやってお金を使ってもらうのがよいのか、見極めてから使ってもらおうと思います。

ダダガウン村とシリンゲ村にて14軒の仮設住宅を建設。
その一部の費用として、ネパール&日本 自然と平和の会から送った募金を使わせていただきました。

こうしてネパールの人の笑顔につながったことに本当に感謝!
現地の団体も、現地の人たちの協力も、そして日本の皆様の協力があって実現できたことです。

ありがとうございます!



2015年5月27日水曜日

カリガンダギ川

大地震でネパールの各地で地すべりが発生しています。

地形を変えるくらいの大きな大地震です。
大きな地すべりが起き、ミャグティ州のカファラガンダで起きた地滑りにより、カリカンダギ川をせき止めてしまうという事態に。これは3日前の出来事です。

地すべりで流れた土が川をせきとめ、ダム化してしまっているのです。
ダム化でできた湖は100mの深さ、3kmの長さにまでいっきに
ダム化していた場所から水が15時間にわたって水があふれました。

雨季の時期の水位と比べても2m以上上がり、住民は高い場所への避難を余儀なくされていました。あふれた水は無事に元のコースを流れ始めたことから、危険な状態からは脱した様子です。


地震だけでも大変ですが今はこうした地すべりによる2次被害が拡大しているようです。

このミャグティ州はこれからの雨季により、さらなる地すべりで1千個の家が危険地域に指定されているようです。
これが地すべりで新しくできた湖・・・。地震の力って本当にすごい・・・。

水位があがってかなり家の近くまで!住民の方たちは恐怖を感じたでしょうね


こんなに大きな川をせき止める地すべり。

これから始まる雨季でさらなる地すべりが起きるのも心配です。

募金活動の様子

先日金曜日広島市内の2つの場所にてネパール大地震の募金活動を行いました。


足を止めて募金をしてくれる方たち。

協力いただいた皆様にも本当に感謝です。

高校生や修学旅行生も限られたお小遣いから私たちの募金へ協力してくれました。

ボランティアで仕事終わりに参加してくれた方、お仕事お休みとって参加してくれた方もいました。
本当にありがとうございます。

6月もまた募金活動を行う予定です!

2015年5月24日日曜日

仮設住宅の建設

もうすぐ雨季を迎えるネパール。

村の人たちの心配第一は雨季をしのぐための仮設住宅です。

収穫した作物も保管する場所が必要になります。

ということで、現在集めている募金の一部を、ダーダガウン村の仮設住宅建設のために使用することにしました。

トリブバン大学の開発している仮設住宅、2年はもつそうです。

こちらは物価の高騰もあって1住宅あたり4万2千円の予算がかかります。
地震の影響で物資が少なく、もともと見積もりしてもらった額がどんどんと値上がりしてます。

仮設住宅の中

外観

村の人たちへの説明会の様子

村の人たちには好評だったそうです。



みなさんからいただいた募金の一部はまず仮設住宅にまわします。

また報告しますね!


2015年5月22日金曜日

自然への畏怖と尊敬

地震以降、ネパール各地で「神様の怒りを鎮める儀式」が行われています。

自然への畏怖を持ち、神様に祈りを捧げ、再び大きな地震が来ないようにお祈りを捧げるのです。

先日、ヒンズー教の聖地であるパシュパティナートでも5日間にわたりこの儀式が行われました。

ネパールの軍隊もこの儀式を各地で行っているそうです。

ただいまネパールでは各地で行われているこの儀式。

日本でも自然に存在するものに神様が宿るという考えがありますが、ネパールでも同じような考え方があります。

こうして大きな規模で祈りを捧げるのは、ネパールらしいです。

この心は現代生活を送る私たちにも忘れてはいけないことだと思います。私たちも自然の一部。
自然への畏怖と尊敬の心。



儀式の様子:kathmandu postより抜粋



本日募金活動です!

本日は下記の場所で募金活動します!

ネパール大地震 募金活動

主催: ネパール&日本 自然と平和の会

5/22(金)
場所(2箇所で行います):
(1) 本通入り口 (本通り電停近く、セブンイレブンの前)
  13:00-18:00
(2) 福屋八丁堀店 前 (交差点に続く歩道です)

     13:00-19:00


本通側は18時までとなっています。
お仕事終わってかけつけようとしている方は福屋八丁堀の方にお越しください。





集めた募金は直接村に届けます。
直接的な支援に興味ある方はぜひご協力ください!


問い合わせ先:
ネパール&日本 自然と平和の会
担当: 大和
電話番号: 082-258-1495(携帯へ転送しますので、場所がわからない方はこちらまで)
e-mail: info@himalayanyuki.com

2015年5月19日火曜日

シンドゥプルチョークの被害の状況

ネパール大地震の震源地の地図。

4月25日に発生した地震、マグニチュード7.8 震源地 バルパック村 ゴルカ州、 5月12日に発生した地震 マグニチュード7.3 エベレストベースキャンプのあるナムチェバザール付近、ドルカとシンドゥルパルチョークの間

この2つの地震により、一番大きな被害を受けたネパールの州があります。
Shindhupalchowk(シンドゥパルチョーク) です。
首都カトマンズから72km西の距離にある州です。


この州全体が壊滅的な被害を受けています。
ネパール政府の発表によるシンドゥパルチョーク州の被害状況。
現在の調査では一番ひどい被害を受けた場所です。
1度目の地震でもひどい被害だったのに、2度目の地震も震源地にかなり近く、地すべりや地割れを引き起こしてしまいました。


1. 全壊家屋 州の全2万8千棟ある家屋のうち、2万3千棟が全壊。
2. 死者数 3424名
3. 負傷者数 859名
4. 倒壊した学校の数 550校
Reuters/N.Chitrakarより 上から見たShindopulchowkの村。これは4月25日後なので、5月12日の地震のあとはまた変わっていると思います・・

Shindhulpuchowkの地割れの様子


ネパールは電力供給のため、水力発電を行う国ですが、このシンドゥパルチョークにも水力発電所があります。70メガワットの電力をカトマンズへ供給していましたが、この水力発電所も地震により、全壊。現在は、水力発電所のパイプが破損し、水があふれている状態が続いています。

現在ちょうど新しい水力発電所を2箇所に建設中でしたが、そちらも地震で全壊となっています。

シンドゥパルチョークは美しいトレッキングルートでもあり、住民の多くがホテルを経営したりして生計をたてている州です。トレッキングルートのみならず道路はほとんどが壊れています。
特に地すべりがいたるところで起き、地滑りの下敷きになってなくなった方も多いです。
ekantipur.comより。


州全体がなくなってしまうほどの打撃を受け、今シンドゥパルチョークを離れる住民がほとんど。

おうちもなくなってしまい、地割れもあちこちにあり、荷物を取りにもどるのも危険な状態です。
現在は他の州にうつってしまい、州全体の人口は75%も減ってしまっている状態です。

警察は仮設のテントの中で業務を行ってます。

お役所は全壊したので、機能してません。


あまりのダメージの大きさにそこに仮設住宅を作ってすむというよりは、別の場所へ移住する選択をする住民が多いそうです。

まだ余震の続いているネパール。
シンドゥパルチョークの住民の願いは、重機が必要。
がれきから自分たちの荷物を取り出すためです。

他の場所へ移るために取り出す荷物であり、その土地での再建のためではありません。

ここは今までも川の増水による、水力発電所が浸水したり、地すべりも2014年8月にあったりとさまざまな事故や自然災害を乗り越えてきた場所でもあったのですが、今回のダメージは大きすぎます。




2015年5月16日土曜日

ネパール地震 募金箱設置に協力いただいている皆様

下記の場所でネパール地震の募金箱設置にご協力いただいております。

振込みするのはちょっと手間だな~ だけどネパールのために何かしたいという方、お近くの設置場所があったらぜひ足をお運びください!

あなたの募金がネパールの1日も早い復興へつながります。
ネパールは災害対策のシステムが日本のように整備されているわけでもなく、また救助ヘリや設備などはそろっていません。少しだけでも協力いただけることで、多くの方の希望につながります。ぜひご協力お願いします!


  •  littletwitter
    〒730-0034
    広島中区新天地4-8-2F
    TEL&FAX  082-243-6500
    募金箱設置のほかに、ネパール支援となるハチドリのレザーキー、アンクレット、ピアスの購入代金が支援金につながるオリジナルアクセサリも販売されています。
  • こうしい屋 蛇舞珈亭
    〒733-0873 広島県広島市西区古江新町1−30
    定休日: 火曜日
    082-274-7277
  • littleones
    広島県 広島市西区三篠町2丁目12-32
    定休日: 水・木
    050-1294-6483

  • Tsampa
    広島県三次市十日市南6-23―15

    大樽荘11号
    営業時間: 木曜日&日曜日 13時から18時 
    080-6308-5236(ワタナベ)
    募金箱設置のほか、HimalayanYukiのチャイをご購入金額を寄付にまわす企画を行ってます!三次方面の方、ぜひご協力お願いします。
     
  • chai shop pinkerton's Souk
    広島市中区八丁堀8-1 (フロアーN 2F)
    定休日: 月曜 第2・4日曜日 定休
協力してくれるお店や機関が増えたらまたこちらに更新していきます。

2015年5月15日金曜日

ネパール大地震 募金活動 ボランティア急募!

下記の日程&場所でネパール大地震のための街頭で募金活動を行います。

そこで、ネパールのために何かしたいなという方の中でご都合あう方急募です!


1-2時間だけでもOK。自分で都合がつく時間で十分です。


ネパール大地震 募金活動

主催: ネパール&日本 自然と平和の会

5/22(金) 13:00-19:00
場所(2箇所で行います):
(1) 本通入り口 (本通り電停近く、セブンイレブンの前)
(2) 福屋八丁堀店 前 (交差点に続く歩道です)

集めた募金は直接村に届けます。
直接的な支援に興味ある方はぜひご協力ください!

希望される方は、下記のあて先まで希望する時間などをお知らせください。
詳細な情報を返信いたします。

問い合わせ先:
ネパール&日本 自然と平和の会
担当: 大和
電話番号: 082-258-1495
e-mail: info@himalayanyuki.com


 みなさんのご協力お待ちしています。

中国新聞に掲載されました

フラワーフェスティバルでのネパール支援バザーの様子を中国新聞に掲載されました。

お客様がその日に「載ってたよ~」ともってきてくれたのですが、ばたばたしててなかなかこちらにアップすることができてなかったのです。

新聞記事はこちらです。

2015.5.4 中国新聞 朝刊

この記事を見て多くの方が朝から足を運んでくれました。

「新聞を見たよ」、「大変だったね」、「がんばってね」と応援の言葉をいただきました。
そのたびに胸がじーんとして、力が沸いてきました!

東北の大震災を経験された方、ネパールのカトマンズからつい前の日にもどったという方、チベットの支援をしている方などなど多くの方がこの記事を見てブースに足を運んでくれました。

これがネパールの支援につながるなら!とみなさん買い物してくれて本当に感謝しています。

収益はネパールの大地震支援のため使わせていただきます。
また報告しますね。




心の大きさ

ただいまネパールでもネパール地震のため募金を行っています。
ネパール人たちも自分たちでテントを買って足りない人に持っていったり、食料を届けたり、水を配ったりなどなど。いろんなことをはじめています。

募金風景からこんな感動的な写真をご紹介。



親や住む場所がなく路上暮らしかシェルターで暮らす子供たち。

道路に捨てられたペットボトルを収集して生計を立ててます。

とはいっても自分たちがおなかいっぱい食べるのに満たないくらいのお給料。
本当にその日暮らしです。


この子供たちがDONATION BOX(募金箱)に自分たちのお金をネパール地震のために募金してくれました。

明日の暮らしさえ見えない子供たちなのに、こうして募金してくれた。

この子たちの心の大きさに大人たち、心をうたれ脱帽。

愛を感じさせる、本当に素敵な1こま。

ありがとう!少年たち!




2015年5月14日木曜日

ゴルカ地方の被害状況

4月25日の地震の震源地に近かったゴルカ州の被害状況をドローンで撮影した映像です。

ネパールの村は斜面に家を村の人たちがたてています。
何世代にもわたり、少しずつ石を重ねながら建ててきたおうちや道路。

今回の地震でひとたまりもなく崩れてしまいました。


ゴルカ州の中心地ゴルカバザールは特にひどい被害状況ではないみたいですが、そこから歩いていかないといけない山間部の村はひどい状態です。

ドローンが撮影した、ゴルカ州の被害状況

2015年5月13日水曜日

ネパール ラムジュン郡にある村への救援物資届けの様子

4月25日の初めの大地震の震源地はゴルカ郡。
その隣がラムジュン郡です。

このラムジュン郡では一部の村を除き、人的被害があったのは少なく、家屋の倒壊、半壊が深刻な場所。2回目の大きな地震でネパールの広い範囲で建物が壊れてしまって・・・
今はまた状況が違うでしょう。


5月7日、標高1800mにあるライナスコット村に救援物資を届けた際、現地のNGO団体が撮った写真を送ってきてくれましたので紹介します。

村には下まで道路があるのですが、道路から上まで上げるのは人力です。
登ったことあるのですがここの階段はかなりきついです!
ネパールの人にはなんてことないのかな。
それでもみなさん、お疲れ様です!


村の家はこうして村人が石やレンガをつみあげて作ったおうちばかり。今回の地震で崩れたものこういうおうちです。

ひびがはいってる・・こうなるともう人は住めません。12日に来た地震でどうなっているのか・・・